奥歯の銀歯は目立つ? 〜保険適応の白い歯とセラミックの歯の違いについて〜|小児歯科・矯正治療なら芦屋の歯医者|いわもと歯科・矯正歯科の

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column 奥歯の銀歯は目立つ? 〜保険適応の白い歯とセラミックの歯の違いについて〜

こんにちは。

阪急芦屋川駅すぐ

いわもと歯科・矯正歯科

院長の岩本です。

 

本日は奥歯の被せ物について

よく患者様とご相談・ご説明

させていただくテーマについてまとめます。

 

奥歯の銀歯は目立ちますか?

 

まず一般的に上顎と下顎では、

笑った時に噛み合わせの面が

よく見えるのは下顎です。

(よほど背の高い方は別ですが、、)

 

ですので、上顎と下顎の両方に

銀歯がある場合

下顎からセラミックなどの

白い歯に変える場合が多いです。

 

ここは笑った時に見えるところですか?

 

銀歯のデメリットの1つとして

金属色の見た目が気になりますよね。

 

これは様々な年齢の方が

笑った時のお口元の写真です。

 

 

実は見える歯の部位は様々です。

一般的に笑った時によく見えるのは

『前から5番目の歯まで』

が多いかと思います。

 

しかし、これは個人差が大きく

口角の上がり方や笑い方等によっては

6番目の歯の銀歯が見える方も

いらっしゃいます。

 

上唇が上がりやすい方は

上の前歯がよく見えますね。

逆に唇の上がり方によっては

下の歯がよく見える方も

いらっしゃいます。

 

これは職業病かもしれませんが、

俳優さんなどの写真や映像を見た時に

口角の上がり方や、

歯の被せ物の種類を

ついつい見てしまいます。

個人的には芸能人の中で広瀬アリスさん

とても口角が綺麗に上がり、

奥歯までよく見えている方だなと

思っています。

 

少し話がそれましたが、

奥歯の銀歯はどこまで見えるのかという

結論としまして

  • 銀歯は下の歯の方が目立つ
  • 上の歯の場合5番目くらいまでは笑うと見える
  • 口角の上がり方は個人差があり6番目まで見えることもある

ということになります。

 

保険の被せ物かセラミックの被せ物どちらがいいでしょうか?

 

被せ物の治療は

見た目ももちろん大切ですが、

機能性も大切になります。

 

被せ物の治療のご経験があられる方は

ご存知かもしれませんが、

被せ物治療はある程度治療回数が

かかってしまいます。

 

例えば、

古くなった銀歯を外したり

銀歯の中にあった虫歯をとったり

場合によっては根っこの治療が

必要になることもございます。

歯の治療は精密に治療を行うと

どうしても治療回数や

期間がかかってしまいます。

 

通院の時間や回数がかかる分、

せっかく入れた被せ物は

長持ちしてほしいですよね。

 

また岡山大学歯学部の研究では

1本の歯にできる治療の回数は

4〜5回と言われています。

また日本の保険治療での

虫歯の再発は平均5〜6年と言われています。

歯の治療は何回でもできるわけではありません 〜治療の限界の回数について〜

例えばですが

20歳で虫歯になり、

5回の治療を6年おきに行ったとすると

50歳では歯を保存することが

難しくなるかもしれません。

治療とはいえ歯を削ることになり、

治療できる回数も限られていると

いうことですね。

 

とりあえず保険の歯を入れて

また悪くなったらやり変えればいいか

という考え方もあるかもしれません。

しかし、

一本の歯に対してできる

治療回数が限られていることや

せっかく通院の時間と回数を

かけていただくのであれば

できるだけ長持ちする治療を

選択していただきたい

というのが本音です。

 

もちろんセラミックの被せ物などは

費用がかかってしまうことが

デメリットではありますが、

やり直しになって、

治療回数・時間・費用が

再度かかり、歯へのダメージも

増えてしまうことを考えると

費用対効果としてはオススメできます。

見た目が綺麗なだけではない? 機能性と見た目の両立 〜セラミックと銀歯の違い〜

 

保険の白い歯とセラミックの違いは?

 

こちらもよくいただく質問です。

セラミックの歯が良いのはわかるけど

費用も高いし、、

保険でも白くなるんでしょ?

というお気持ちもよくわかります。

 

よく患者様にご説明する際に例えるのが

カレーを保存する時に

  • プラスチックのタッパー
  • ガラスの容器

どちらが汚れがつきにくいですか

という説明をさせていただきます。

保険治療の範囲でも

銀歯ではなく白い被せ物が適応できます。

(一部条件あり)

 

保険の白い被せ物はCAD/CAM冠と言われ

強化樹脂のブロック

削り出すことで製作されます。

 

CAD/CAM冠の特徴です。

  • 費用が安い
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 銀歯と比較すると見た目が良い

 

セラミックの被せ物と比較しますと

  • セラミックの方がより自然な見た目で強度が高く、外れにくい
  • セラミックの方が表面に汚れがつきにくい、虫歯になりにくい
  • セラミックの方が歯と被せ物との段差が少なく、長持ちする

 

先ほどのカレーの保存容器で

イメージしていただくと

わかりやすいかと思います。

 

CAD/CAM冠は強化樹脂なので

プラスチックの容器

セラミックの被せ物が

ガラスの容器ですね。

 

費用はかかってしまいますが、

強度の違い

汚れのつきにくさ

(セラミックは変色しません)

被せ物の精度が大きく違います。

長持ち、やり直しの少なさで考えると

やはりオススメは

セラミックの被せ物になってきます。

 

患者様によって

最優先にすべき条件は違うと思いますので

ご検討の一助になれば幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

監修者情報

歯科医師 岩本 浩樹

監修者情報 歯科医師 岩本 浩樹

生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。

所属・資格

  • 日本矯正歯科学会
  • 臨床歯周病学会
  • 芦屋市歯科医師会
  • 日本歯科医師会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本先進医療機関JIADS
  • 大阪口腔インプラント研究会所属
  • インビザライン認定ドクター

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