先日の矯正相談 〜20代女性 前歯のガタガタ・歯ぐきから血がでる〜|小児歯科・矯正治療なら芦屋の歯医者|いわもと歯科・矯正歯科の

芦屋川駅
徒歩1分

連携駐車場
あり

土曜日診療

MENU

column 先日の矯正相談 〜20代女性 前歯のガタガタ・歯ぐきから血がでる〜

こんにちは

阪急芦屋川駅すぐ

いわもと歯科・矯正歯科

院長の岩本です。

 

本日は先日の矯正相談について

ご紹介いたします。

 

患者様は20代の女性。

  • 前歯のガタガタが気になる
  • 歯茎から血が出る
  • 虫歯になっている気がする

というお悩みで当院を受診されました。

 

お口の中の状態です。

 

 

気にされていた前歯のガタガタが確認でき、

歯の表面には磨き残し(プラーク)や

歯石が確認できます。

また、磨き残しや歯石があったことにより

歯茎が赤黒い色をしており

炎症が確認できます。

まず、歯周ポケットの状態を確認するための

検査を行いました。

 

 

ピンクが背景になっているところは

歯茎からの出血を示し、

ポケットの数値は4mm以上になると

歯周病を言われています。

この方の場合、

歯茎からの出血部位が多く、

ポケットの深い部位は

歯石がついていました。

 

歯のガタガタもあり、磨きにくく

汚れがつきやすかったことも考えられますが

このまま矯正治療を進めると

  • 矯正の装置によって、より汚れがついてしまうこと
  • 歯が動くことによって歯茎の炎症がより強く出てしまうこと

が考えられました。

 

まず矯正治療に先立って、

歯周病治療を行いました。

 

普段の食習慣や、歯ブラシの回数

磨き方などをお伺いし、

清掃方法を見直していきます。

また、歯石はご自身では取れないので

こちらで除去していきます。

歯周病治療は患者様とともに

二人三脚で進めていく治療になります。

 

今回の方は、

しっかりと歯ブラシを

頑張っていただき、

歯ぐきの状態も随分改善いたしました。

 

 

歯の表面のプラークも少なくなり、

歯肉の腫れもだいぶ改善し、

歯茎の色も良くなっています。

ブラッシング時の出血も少なくなった

とのことでした。

 

 

歯茎の検査結果も

まだ、一部出血がある部分はありますが、

大幅に改善し、

4mmのポケットの部位が

改善していることがわかります。

 

歯茎の状態が改善してきたところで

矯正治療をスタートしていきます。

 

お口の中のかみ合わせを確認

 

上の歯の噛み合わせを見たところです。

このままだと一番気にされている

前歯のガタガタをまっすぐ並べる

スペースがありません。

 

そこで上顎の4番目の歯を抜歯して

前歯のガタガタを綺麗に

並べることにいたしました。

 

横から見たところです。

今回は前歯を奥に引っ張る時に

インプラントアンカーを用います。

 

3番目の歯を後ろに動かす際に、

従来では5、6、7番目の奥歯と

3番目の歯の引っ張り合いによって

動かしていきます。

(綱引きのイメージです)

そうすると、3番目の歯の移動量が

大きい場合に奥歯が

前方に移動してしまいます。

 

今回の患者様は奥歯の位置が

これ以上、前へ移動して欲しくないため、

3番目の歯を引っ張る際の固定源として

インプラントアンカー

を用いる計画としました。

 

この方に限らず、

矯正治療で歯並びを整えることで

見た目はもちろん綺麗になりますが、

ご自身で清掃しやすい歯並びになり

将来の歯周病や虫歯のリスクを

下げることにつながります。

当院では、歯周病治療から矯正治療まで

幅広く対応しておりますので

患者様にお一人ずつに適した

治療をご提案させていただきます。

 

治療期間

 

抜歯を伴うワイヤー矯正の場合、

2年〜2年半くらいになることが多いです。

今回のケースでもそのくらいの期間が想定されます。

また、歯を動かした後には後戻り防止のための

『保定』期間が必要です。

 

治療費用

 

成人矯正:   715,000円

月々の管理料: 5,500円/月

白い矯正装置: 3,300円/本

矯正に伴う抜歯: 5,500円/本

インプラントアンカー: 27,500円/本

総額 : 約85万円(税込)

なおカード決済、分割払い、医療費控除の適応も可能です。

https://iwamoto-shika.com/column/column-2668/

【リスク・副作用】

歯の移動に伴う痛み(ワイヤー交換の直後に多いです)、装置を付けることによって話ずらい、噛みにくくなる場合があります。噛み合わせの変化に伴う顎関節の症状、治療後の後戻り、歯根吸収、歯肉退縮、歯髄壊死が起こり得ます。矯正治療期間中は装置がつきますので清掃状態によっては歯周病、虫歯のリスクが上がります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

監修者情報

歯科医師 岩本 浩樹

監修者情報 歯科医師 岩本 浩樹

生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。

所属・資格

  • 日本矯正歯科学会
  • 臨床歯周病学会
  • 芦屋市歯科医師会
  • 日本歯科医師会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本先進医療機関JIADS
  • 大阪口腔インプラント研究会所属
  • インビザライン認定ドクター

トップに戻る