芦屋の歯医者
いわもと歯科・矯正歯科
院長の岩本です。
今日はみなさんご存知の
『歯周病』
について改めてどういう病気か
まとめてみたいと思います。
歯周病と聞くとみなさんは
どのようなイメージをお持ちでしょうか?
よくテレビCMで流れているような
- 歯茎が腫れた
- 歯茎から血が出る
- 歯がグラグラ
といったイメージがあるかもしれません。
確かに歯周病の症状の中に
これらに当てはまるものがあります。
しかし、歯周病の正体は
『歯を支えている骨が溶けてしまう病気』
と言われています。
歯周病の原因となる
細菌は歯周ポケットと言われる
歯茎の溝に住み着いて炎症を引き起こします。
そこに歯石がついていたり、
深い歯周ポケットであるほど
歯周病原因菌の活動が上がってしまいます。
その炎症の結果として、
歯を支えている骨(歯槽骨)が
溶けてしまい、
歯が揺れたり、さらに進行してしまうと
歯を失ってしまう病気です。
日本人の歯を失う原因第1位は
歯周病で(抜歯原因の約40%)、
世界で最も蔓延している病気の第1位も
歯周病でこちらは
ギネスブックにも載っています。
また30代以上の3人に2人は
歯周病とも言われており、
怖いことに、歯周病は進行するまで
症状の出にくい病気と言われています。
実は歯石にも2種類の歯石があり、
- 歯茎より上の歯石
- 歯茎の中に埋まっている歯石
があります。
歯茎より上もしくは浅いところの
歯石であれば比較的簡単に
取ることができるのですが、
歯茎の中奥深くの歯石は
特別な器具を用いて
歯茎を傷つけないよう
慎重に取る必要があります。
奥深くの歯石を取らないと
歯周病菌の活動は続いてしまい、
根本的な炎症が改善しません。
気づかないうちに深い歯石がたまり、
症状のないまま進んでしまう、
歯周病にも進行の程度があり、
- 軽度
- 中等度
- 重度
症状が出て歯が揺れている場合、
すでに重度歯周病となって
歯を残せない場合もあります。
これを防ぐために定期的なチェックと
歯石とりは非常に重要です。
一度溶けてしまった骨を再生するのは
非常に難しく、時間も費用もかかってしまいます。
先ほど、歯周病は骨が溶けてしまう病気と
お伝えしましたが、
歯周病の基本的な治療(歯石とりなど)
を行なった上で、
それでも深いポケットがある場合は
歯周外科処置を行い、
直接、歯を支えている骨に
アプローチする場合もございます。
当院でも、歯周病に対する
骨の再生処置を行う場合もありますが、
やはりできれば、
- 歯周病にならない
- それ以上進行させない
早期発見のための定期的なチェックを
おすすめしております。
長い間歯科医院に行けていない方は
症状がなくとも歯周病は進行している
ことがございますので、
ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
監修者情報
歯科医師 岩本 浩樹
生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。
所属・資格
- 日本矯正歯科学会
- 臨床歯周病学会
- 芦屋市歯科医師会
- 日本歯科医師会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本先進医療機関JIADS
- 大阪口腔インプラント研究会所属
- インビザライン認定ドクター
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