芦屋の歯医者
いわもと歯科・矯正歯科
院長の岩本です。
皆様は歯医者さんに行かれた際、
「はい、カチカチ噛んでください」
と言われたことはありませんか?
かみ合わせ調整を行う際に用いる
紙のことを
『咬合紙』
と言います。
おそらく全国の歯医者さんで
使用している咬合紙ですが、
かみ合わせを調整していく中で
なくてはならないものです。
当院では、『精密で長持ちする治療』
をモットーに診療を行なっておりますが、
長持ちの条件として、
『適切なかみ合わせ』は
非常に重要で、そのキーになるのは
咬合紙になります。
今回は
長持ち治療になくてはならない
咬合紙についてです。
お口の中は数ミクロンでも
違いを感じられると言われています。
実際にかみ合わせの調整で
「気持ち少し高いかな〜?」
と感じられたこともあるかと思います。
実際に細かくかみ合わせを調べていくと
患者さまの感覚は正しいことが多いです。
【当院で使用している咬合紙】
当院では、
カチカチまっすぐ噛む動きや
横にギリギリ動かす動きなど
いくつかの顎の動かし方・咬み方の
違いを確認するために、
『赤』と『緑』の咬合紙を用いています。
また咬合紙には
10ミクロン〜100ミクロンくらいの厚さ、
紙のもの、セロファンのもの、
様々な種類があります。
当院では約20ミクロンのセロファンのものを
使用しています。
薄い咬合紙を用いることで、
繊細な顎の動きや、
患者さまのお口の中の感覚と近い感覚で
細かなかみ合わせを感じられることができます。
また、薄いセロファンのものを使用することで
引き抜きの強さを見ながら
かみ合わせ調整を行うこともあります。
これを引き抜き試験と呼び
より繊細にかみ合わせの強さを
確認するために行います。
これを行うことで
患者さまの少し高いかな?という部位を
確認でき、
患者さまにとって違和感のない
被せ物の調整ができます。
ちなみに紙だとすぐ破れてしまいます。。
咬合紙は、
- 一本の被せ物の調整
- 歯の間の接触状態の確認
- 顎全体のかみ合わせの診断
などなくてはならないものです。
当院では、精度の高いセラミック治療、
インプラントの被せ物、
ダイレクトボンディングではもちろん、
保険治療やマウスピースの調整の際にも
使用しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
監修者情報
歯科医師 岩本 浩樹
生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。
所属・資格
- 日本矯正歯科学会
- 臨床歯周病学会
- 芦屋市歯科医師会
- 日本歯科医師会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本先進医療機関JIADS
- 大阪口腔インプラント研究会所属
- インビザライン認定ドクター
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