お子様のお口と歯並びを育てる口腔筋機能療法（MFT）って？　〜正しい舌の位置、スポットについて〜｜小児歯科・矯正治療なら芦屋の歯医者｜いわもと歯科・矯正歯科の

こんにちは

阪急芦屋川駅すぐ　

いわもと歯科・矯正歯科

歯科衛生士の和藤です。

・　いつも口がポカンと開いている

・　話す時に舌が見える

・　食事中にクチャクチャ音がする

・　口で呼吸をしている

・　歯並びや噛み合わせが気になる

・　滑舌が悪い

・　鼻疾患がある

このようなお悩みはありませんか？

もしかすると、それは

舌の位置が悪いことや

舌の癖（舌癖）

が原因かもしれません。

皆さんは正しい舌の位置をご存知でしょうか？

そもそも、舌に正しい位置があることを

知らない方も多いと思います。

実は、舌には正しい位置が決まっており、

普段からその場所に舌を置くことが

非常に重要だと言われています。

歯並びの

外側には唇や頬、

内側には舌があります。

これらの筋肉のバランスによって

歯の位置が決まっています。

いつもお口がポカンと開いていたり

舌が正しい位置にないと、

舌や頬の筋肉によって

歯が望ましくない方向に移動します。

歯並びは遺伝的要素ももちろんありますが、

後天的な要素も大きいと言われています。

また、歯列矯正治療を行なっても、

舌の位置や舌癖が原因で

なかなか歯並びが改善しないこともあります。

歯並びや噛み合わせは、

お子さまの成長発達にとても影響があるので、

早いうちに改善することが大切です。

当院では、歯並びや噛み合わせに悪影響のある

舌の位置や舌癖を改善し、

舌や口周りの筋肉を強化する

口腔筋機能療法（MFT）という

トレーニングを行なっております。 

✅　舌の正しい位置とは？

普段から、舌の正しい位置を意識して

生活されている方は少ないかと思います。

一度舌の位置を確認してみましょう。

まず、お口を軽く閉じてから

唾を飲み込んでみてください。

この時に舌はどの位置にありますか？

①舌は上顎にぴったりとくっついている

②舌の先が上の前歯の歯の裏側にあたっている

③舌の先が下の前歯の歯の裏側にあたっている

④舌の先が上と下の歯の間に挟まっている

⑤舌がお口の中のどこにもあたっていない

正しい位置は

①舌は上顎にぴったりとくっついている

です。

このとき舌の先は

上の前歯より少し後ろ

にくっついており、ここを

「スポット」

と呼びます。

舌は食事と会話をする時以外は、

基本的にスポットにつけておくことが理想です。

場所が分かっていても

普段から意識をすることは難しく、

舌の力が無いとすぐに力が抜けて

元の位置に戻ってしまいます。

口腔筋機能療法（MFT）を行い、

舌や口周りの力を強化することが必要となります。

✅口腔筋機能療法（MFT）とは？

MFTとは、「Oral Myofunctional Therapy」の略で、

口腔筋機能療法とも言われています。

MFTは、歯並びや噛み合わせに関係する、

お口周りの筋肉が、正常に働くように

改善させる訓練法です。

MFTには３つのステップがあります。

１.無意識下で唇と舌の位置が正しい

２.食事のときに正しく噛んで飲み込める

３.１と２を自然に行うことが出来る

１.２を自然に行うことで、

歯並びや噛み合わせを悪くする

後天的な要素を取り除くことが出来ます。

MFTは様々なトレーニング方法があり、

その中から一人一人の状態に合った内容を

練習していただきます。

MFTは５歳頃から大人の方まで

必要に応じて行います。

また、簡単なトレーニングは

３歳頃から行うことも出来ます。

当院では、プレオルソなどで

矯正治療で通われているお子様はもちろん

トレーニングが必要なお子様には

メンテナンスの際にもお伝えさせていただいております。

ふとした時にお口がぽかんと空いているなど、

少しでも気になられる方は、是非ご相談下さいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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