こんにちは
阪急芦屋川駅すぐ
いわもと歯科・矯正歯科
院長の岩本です。
当院では皆様に安心して
受診していただけるよう
様々な準備を行っております。
その取り組みの1つとして
先日、医療安全研修会を受講してきました。
テーマは
『アナフィラキシーショック時の対応』
についてでした。
アナフィラキシーショックって?
医療関係でない方には
聞き慣れない言葉だと思います。
アナフィラキシーショックとは
- アレルギーの1つであるアナフィラキシーによって起こる血圧低下や意識障害
- アレルゲン(原因物質)の侵入により、複数の臓器に全身性にアレルギー症状が出て、生命に危険を与える過敏反応
このような反応を言います。
実は日常の中にも
アナフィラキシーショックは
起こり得るシーンがあり
食品によるアレルギー反応や
ハチに刺された場合のアレルギー反応
が挙げられます。
厚生労働省の人口動態統計によると、
毎年20人前後がハチ刺傷によって
亡くなっており、
その原因の多くはハチ毒アレルギーによる
アナフィラキシーショックと
考えられています。
歯医者で関連があるのは
薬剤(局所麻酔、抗生物質、痛み止めなどのお薬)
によるものがほとんどです。
歯科の使用薬剤で起こる頻度は
非常に低いと言われていますが、
アナフィラキシーショックは
生命に危険を与えるアレルギー反応
であるため注意が必要です。
今回のセミナーでは、
- 緊急時のバイタルサイン(血圧、spO2など)
- アナフィラキシーショックの鑑別
- 適切な初期救急対応
について、講義を受けました。
さらに、実際の薬剤を使用して
模型での初期救急実習を行いました。
当院は、
緊急薬剤や感染対策に加えて、
AED、酸素ボンベなど
万が一に備えた器具を揃えた
歯科外来診療環境体制(外来環)の
基準を満たした医療機関になります。
歯科治療時の偶発症はもちろん起きないことが
ベストですが、それに対する準備は大切ですね。
受講したセミナーの内容をスタッフとも共有し、
- 緊急薬剤の保管場所・使用時の注意
- 血圧計やパルスオキシメーターの動作確認
- 緊急時の連携と対応
について再確認し、院内研修を行いました。
皆様により良く安心な歯科医療を
受けていただけるよう積極的に
勉強していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
監修者情報
歯科医師 岩本 浩樹
生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。
所属・資格
- 日本矯正歯科学会
- 臨床歯周病学会
- 芦屋市歯科医師会
- 日本歯科医師会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本先進医療機関JIADS
- 大阪口腔インプラント研究会所属
- インビザライン認定ドクター
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