こんにちは
阪急芦屋川駅前
いわもと歯科・矯正歯科
院長の岩本です。
皆さんは
『8020運動』
(ハチマルニーマルと読みます)
というのを聞いたことはありますでしょうか?
これはその名の通り、
『80歳になった時に20本以上の歯を残しましょう』
という運動で、
日本歯科医師会が推進しています。
8020達成率は年々上昇しており、
令和4年度の8020達成率は
51.6%でした。
80才以上の半分以上の方が
20本以上の歯が残っているということになります。
実はその運動の中で、
80歳で20本以上の歯が残った人に対して
噛み合わせに関する調査が行われています。
https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/178/1/105_154.pdf
この調査の中で、
8020を達成した方の
色々なかみ合わせの内訳です。
正常被蓋(正しいかみ合わせ)
:84.6%
上顎前突(上顎が出ている)
:15.4%
下顎前突(受け口)
:0%
開口(前歯でのあたりがない)
:0%
これはあくまで52名に対して
行われた調査になりますが、
8020達成者のほとんどが正常被蓋で
逆に下顎前突(受け口)や
開口(前歯でのあたりがない)は
達成者はいませんでした。
これは噛み合わせに問題があると
- 磨きにくく虫歯や歯周病のリスクが上がる
- かみ合わせの力がバランスよく当たらず、力がかかる歯にトラブルが出やすい
これらが原因として考えられます。
矯正治療は歯並びが良くなることで
見た目がキレイになり、
また歯の並びが整うことで
歯のお掃除がしやすくなり、
虫歯や歯周病のリスクを抑えられ、
結果としてご自身の歯をたくさん残し、
ご高齢になってもなんでも食べられる
豊かな暮らしに繋がってまいります。
もちろん、
子供の頃に矯正治療をしていた方が
良い歯並びで過ごせる期間も長くなり
さらに生涯にわたり
お口のトラブルで困ることは
減らせるかと思います。
適切な時期に適切な矯正治療を行うことで
治療期間やご負担が少なく
治療を行うことが可能です。
一方で大人の方であっても、
目立ちにくいマウスピースなど
ライフスタイルに合わせた
矯正治療が可能です。
これから歯を失うリスクに備えて
歯並びを整えることはご自身への投資に
なるのではないでしょうか。
まれに
『こんな歳なのでこれから矯正は、、』
とおっしゃられる方もおられますが
歯と歯茎、そしてそれを支える歯槽骨が
健康であれば年齢的な制限はありません。
余談にはなりますが、
2012年、雑誌プレジデントで、
55歳から74歳の1000人へのアンケートが行われ、
『後悔していることTOP20 健康編』
では、1位が
『歯の定期検診を受ければよかった』
でした。
https://president.jp/articles/-/12332
お口に限らず、健康はそうではなくなってから
気づいてもすでに治療が難しかったり
完全に元の状態に戻らないことも
あるかと思います。
当院では、
皆様の生涯のお口の健康に繋がりますよう
『予防』を大切にしており、
その1つとして
『矯正治療』
があると考えております。
お口のお悩みがございましたら
ぜひお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
監修者情報
歯科医師 岩本 浩樹
生まれ育った芦屋に根ざし、患者さまと心の通った歯科治療を目指しております。
お子様には将来のお口のトラブルが少なくなるような矯正治療を、大人の方には治療結果が長持ちする精密治療を得意としており、幅広く皆様のお口の健康に貢献いたします。
所属・資格
- 日本矯正歯科学会
- 臨床歯周病学会
- 芦屋市歯科医師会
- 日本歯科医師会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本先進医療機関JIADS
- 大阪口腔インプラント研究会所属
- インビザライン認定ドクター
最新ブログ
- 10代女性 前歯のガタガタが気になる マウスピース矯正のケース
- 歯科助手・受付スタッフ募集中!
- 10代女性 口元が出ている感じが気になる 矯正治療の流れに合わせて解説!
- 50代女性『歯がしみる』 アマルガムからセラミックに変えたケース
- 削らないホワイトスポット治療! 〜歯の白い斑点は気になりませんか?〜
- 8月8日は『歯並びの日』です! 素敵な笑顔は歯並びから
- インプラント治療で奥歯を噛めるように治療したケース 〜残せる歯と残せない歯〜
- 親知らずの治療は様々です! 〜抜いたほうがいい?そのままでいい?〜
- 6月4日〜10日は歯の健康週間です! 芦屋市在住の方は要チェック!
- すきっ歯の治療 〜ダイレクトボンディングですきっ歯を短時間でキレイに〜